愛媛県立医療技術大学 WEB Open Campus

保健科学部
臨床検査学科
Department of Medical Technology

4年制 / 定員25名

取得可能な資格

  • 臨床検査技師国家試験受験資格
  • 甲種危険物取扱者試験受験資格
  • 食品衛生管理者・食品衛生監視員任用資格 ※食品衛生管理者・食品衛生監視員任用資格は必要な選択科目を習得する必要があります。

合格率(2024年度)

臨床検査技師国家試験
100% (新卒者全国平均 94.0%)
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教育研究上の目的

臨床検査学科は、医学検査学を中心とする保健医療に関わる研究活動を展開し、これに基づいた専門知識及び技術を教授するとともに、保健医療に対する社会的な要請に応え得る高度な専門知識、技術及び能力並びに高い倫理観を持つ人材を育成することを目的としています。

学びのポイント

学びのポイント1 学びのポイント2 学びのポイント3

医療従事者として高い倫理観を持ち、チーム医療の一翼を担うために必要な専門知識、技術を習得できるカリキュラム編成としています。

生体情報学講座
生体を構成する臓器や組織、細胞の形態を観察し、正常と異常の相違点、異常と疾患の関係を理解するために形態解析的検査技術および理論を基礎から学びます。また、血液や尿に含まれる様々な成分を化学的分析法、遺伝子検査法を用いて測定し、病気の診断、治療、予後、治療の適否や健康状態を的確に把握するためのデータを得る方法について学びます。
基礎検査学講座
感染・生体防御検査学では、感染症を起こす病原微生物の検出方法や感染症の治療に用いる薬剤について、また病原体や癌から我々の体を守るために様々な免疫担当細胞や多くの反応因子により構築されている生体防御反応や自己免疫性疾患のような免疫システムの破綻でおこる疾患について学びます。生理機能検査学では、病気や診断や治療に必要な情報を得るために、ヒトの体に直接機器をあて行う検査手技やデータ解析方法について、また用いる機器の構造・原理などについても学びます。

アドミッションポリシー

保健科学部として求める学生像に加えて、臨床検査学科が求める学生像は次のとおりです。

  • 臨床検査技師として地域社会に貢献し、保健医療の分野で活躍したい人
  • 人間に対する関心を持ち、他者を深く理解し、コミュニケーションがとれる人
  • 知識を活用して物事を論理的に捉え、自らの考えを表現できる人
  • 臨床検査学を学ぶために必要な基礎的学力を身につけている人

ディプロマポリシー

修業すべき年数以上在学し、卒業に必要な所定の単位を修得していること。さらに、以下の能力を修得できていることを要件とします。

  • 幅広い知識・教養をもとに、医学検査の対象となる人を総合的に理解し、その人の権利や意思を尊重することができる。
  • 医学的に必要な専門知識・技術を備え、検査データを総合的に解析する力を身につけている。
  • 多職種間で連携・協働しながら医学検査の専門家として貢献できる力を身につけている。
  • 医学検査とそれぞれに関連した幅広い分野の発展・向上のために、自らの能力を高める自己教育力を身につけている。
  • 科学的思考力に基づき、医学検査の進歩・発展に対応できる学究的態度を身につけている。
  • 医学検査を通して、社会の多様性に合わせた貢献ができる基礎的能力を身につけている。

カリキュラムポリシー

保健科学部のカリキュラム・ポリシーのもとに、臨床検査学科では、ディプロマ・ポリシーを達成するため、以下のような方針で教育課程を実施します。

  • 入学後早期より臨床検査学への関心を高めるため、「共通教育科目」「専門基礎科目」と並行して「専門科目」を学び、学年進行に従って基礎から応用へと専門性を深めることができるよう科目を配置する。
  • 専門基礎科目には、看護学科と合同開講の〔医療の基礎〕〔人間の身体と精神〕〔疾病の成り立ちと回復〕〔社会のしくみと健康〕に関する科目群に加えて、臨床検査学科特有の〔検査の基礎〕に関する科目群を配置する。また、患者の心理に配慮した対応のできる検査技師の育成を目指し、〔人間の身体と精神〕に関する科目のひとつに≪患者・家族の心理≫を置く。
  • 検査技術学の理論・実践を科学的に追求し、高度の専門知識・技術を身につけるため、「専門基礎科目」と「専門科目」を学年進行とともに系統的に配置し、4年次にはそれらの応用・発展科目に位置づく科目、医学検査診断学、医学検査研究を置く。
  • 臨床検査技師の活躍の幅を広げる目的で、自由科目として食品衛生管理者等の資格取得科目を開講する。
  • 臨地実習は、中規模病院における臨床検査技師の役割と臨床検査の位置づけを学ぶ臨地実習I、病院以外の場における臨床検査技師の活動について学ぶ臨地実習II、大規模病院における各分野の臨床検査について学ぶ臨地実習IIIを2年次から4年次にかけて段階的に配置し、教室内学修との統合を図る。

主な実習施設

臨地実習Ⅰ
  • 愛媛生協病院
  • 道後温泉病院
  • 済生会松山病院
  • 済生会今治病院
  • 済生会西条病院
  • 国立病院機構愛媛医療センター
  • 鷹の子病院
  • 松山市民病院
  • 住友別子病院
  • 喜多医師会病院
  • 宇和島徳洲会病院
臨地実習Ⅱ
  • 愛媛県立衛生環境研究所
  • 愛媛県総合保健協会
  • 愛媛県厚生連健診センター
臨地実習Ⅲ
  • 愛媛県立中央病院
  • 愛媛大学医学部附属病院
  • 国立病院機構四国がんセンター
  • 松山赤十字病院
  • 市立宇和島病院

就職状況(2024年度)

県 内
  • 愛媛県(県病院) :愛媛県内
  • 愛媛大学医学部附属病院 :東温市
  • 松山赤十字病院 :松山市
  • 愛媛県総合保健協会 :松山市
  • 西条中央病院 :西条市
  • 済生会西条病院 :西条市
  • 愛媛県厚生農業協同組合連合会 :松山市
  • 順風会 健診センター :松山市
  • 株式会社 愛媛臨検 :松山市
  • 済生会今治病院 :今治市
県 外
  • 株式会社LSIメディエンス :東京都
  • 国家公務員共済組合連合会 東京共済病院 :東京都
  • 国立病院機構 中国四国グループ
    高知病院 :高知県
  • JA広島総合病院 :広島県
  • 独立行政法人 地域医療機能推進機構
    諫早総合病院 :長崎県
  • 国立病院機構 中国四国グループ
    山口宇部医療センター :山口県
  • 独立行政法人 国立病院機構 近畿グループ :大阪府
  • 市立敦賀病院 :福井県

進 学

県 内
  • 愛媛県立医療技術大学大学院保健医療学研究科 :愛媛県
県 外
  • 京都大学大学院医学研究科 医科学専攻 修士課程 :京都府