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更新日:2022年4月 1日

助産学専攻科紹介

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー(修了認定・学位授与の方針)

修業すべき年数以上在学し、卒業に必要な所定の単位を修得していること。さらに、教育目標に照らし、以下の能力を修得できていることを要件とします。

  • 生命の尊厳を基盤とし、助産師としての倫理観と責任感を持ち、対象を尊重することができる。
  • 助産師としての役割や責務を自覚し、助産師であることに誇りを持つことができる。
  • 女性のリプロダクティブヘルス/ライツに関する健康課題について、広い視野から支援することができる。
  • マタニティサイクルにある対象の個別性を尊重し、対象のもつ力を最大限に発揮できる基本的な助産診断及び助産技術を獲得できる。
  • 女性が安心して子どもを産み育てられる環境を整えるために、地域と密着した子育て支援活動が理解できる。
  • 周産期医療の高度化や多様化する価値観、時代のニーズに柔軟な対応ができる能力を身につけている。
  • 助産ケアの質の向上を図るために、研究的視点や科学的根拠を活用し、さらに探究する力を身につけている。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

  • 知識から実践へ、そして探求へと段階的に学修を深めていきます。
    授業科目は「助産学基礎領域」、「助産学実践領域」および「助産学探究領域」の3つから構成されています。まず基礎的な知識や倫理観を修得したうえで、それを基盤とした実践力を身に付け、そこから助産実践の探究へと段階的に学修を深めていけるよう、授業科目を組み立てています。
  • リプロダクティブヘルスを基盤とした幅広い視野を身につけることができる科目を配置します。
    女性のリプロダクティブヘルス/ライツに関する健康課題について、広い視野から支援することができるよう、ウイメンズヘルスや思春期ヘルスケアなどの様々な科目を学びます。
  • 母子や家族に寄り添い、多様な対象や活動の場における助産実践力を高められる授業や実習を展開します。
    母子やその家族のマタニティサイクル全体に継続して寄り添える助産師を育成するため、授業や実習では、常に対象を尊重した関わりを重視するとともに、妊娠期から育児期までの期間を継続事例とともに歩む1年間のプログラムとしています。また、助産師の活動の場を幅広く捉え、地域と密着した活動を実践する力を身につけるため、病院やクリニック、助産所など様々な施設で実習を行います。さらに、高度化する医療に対応する力を身につけるため、講義・実習ともに正常からハイリスクへと段階的に学びを深めます。
  • 自立した助産師として自己教育力や他者と連携・協働する力を身につけるための学修方法を取り入れています。
    授業や実習は、学修者を主体とした方法やグループ活動、様々な体験学習を取り入れています。こうした学修方法により、専門職として自ら学び続ける姿勢や医療チームの中で連携・協働する力を身に付けます。
  • 授業や実習での学びを最終的に助産学研究として統合し、助産師としてのアイデンティティの確立を促します。
    授業では、助産の歴史や責務を深く学び、実習の場を通して自己の助産観を形成していきます。最終的には、自己の助産実践を研究的視点から深めることを通して専門職としてのアイデンティティを育てます。

以上のカリキュラムを通して、修了後は、助産師であることに誇りをもって専門職として母子保健や周産期医療に貢献できる力を身につけます。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)

助産学専攻科が求める学生像は以下のとおりです。

  • 生命誕生に強い関心をもち、主体的に助産学を学習できる人
  • 協調性と責任感を持ち、対象に真摯に向き合える人
  • 助産師として母子の健康に貢献する意志を持つ人