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更新日:2021年1月25日

新型コロナウイルス対策に関するお知らせ

(学長メッセージ)新型コロナウイルス感染対策について

学生の皆さんへ

皆さんこんにちは。学長の安川です。

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっています。都市部ではすでに感染爆発と言っていいような状態です。愛媛県も感染者がどんどん増加してきており、このままでは東京のような状況になるのは時間の問題です。収束させるために必要なことはただ一つ。私たち全員が感染回避の行動に徹すること。これしかありません。皆さんが新型コロナウイルス感染症に対して本当に正しい知識を持って正しい行動を取っているのか、今一度しっかり見つめ直して欲しいと思い、メッセージを伝えたいと思います。

都市部の医療現場は悲惨な状況です。すでに医療崩壊に陥っていると言って良いでしょう。愛媛県の医療もひっ迫しています。新型コロナウイルス感染者の増加で、他の疾患に対する医療体制が崩壊しつつあります。本来助けられる患者さんを救命できない状況になりつつあります。極めて深刻な状況です。医師、看護師、保健師などCOVID-19の医療に携わっている皆さんは、体力的また精神的に限界が来ています。要請を受けて、本学からも教員が支援に駆けつけています。今や医療人に感謝の気持ちを伝えましょうだけではダメです。感染者を減らして負担を軽減してあげないともう耐えられない極限に来ています。コロナ騒動で多くの人が仕事を失っています。明日からの生活がどうなるのかもわからない方が沢山います。自ら命を絶つ人も増えている状況です。新型コロナウイルスから、"命を守る"とは、ただ単に、感染者の命を守るということではなく、世の中のすべての人たちの命を守ることであることをしっかりと頭に刻んでください。私たちが正しい行動を取らないとこのような不幸な人は救えません。

では感染者を減らすために私たちは何をやるべきでしょうか。答えは簡単です。基本的な感染対策をしっかりと実践することです。新型コロナウイルスの感染経路は大きく二つ、飛沫感染と接触感染です。皆さん、本当にこれらのことをしっかり守っているでしょうか。マスクは正しく着用できていますか。鼻やあごまでしっかりと覆い、隙間がないような着用ができているでしょうか。大声を出して騒いでいませんか。マスクをしていてもこれでは隙間から飛沫が舞い散ります。食事の時などに近距離で話をしていませんか。これこそが最も危険な行為です。手洗いや手指消毒は頻回に行っているでしょうか。少しでも体調が不良な時は他人との接触は避けていますか。大規模な科学的疫学調査から、感染者のほとんどがこのような基本的な感染対策がおろそかであったことが証明されています。つまりこの疾患は基本的な感染対策を守っていさえすれば感染のリスクはほとんどないのです。基本的感染対策はやろうと思えば簡単に実行できます。やるのかやらないのか、やろうと意識するのか無視するのか。皆さん一人一人の行動がこれからの感染状況を左右するのです。このことをしっかりと自覚してください。

私は感染症専門医です。感染対策は熟知しています。今回のようなパンデミックをきたす感染症対策で重要なことは、最悪の場合を想定して、先手を打って感染を遮断することです。私は大丈夫、そのうち自然収束するといったような都合の良いシナリオを期待することは最も誤った愚かな考えです。本学では、手洗い所の増設やトイレの自動化などハード面での感染対策を充実させました。換気やシールドなどの対策も十分で、皆さんが正しい行動さえ守れば学内での感染は抑えられます。安心してください。

また、このような基本的感染対策に基づいて、行動規範を定めました。今一度確認してください。県外移動や感染リスクの高いアルバイトに関してもルールを定めています。友人同士の会食も当分控えてください。皆さんを感染から守るためのルールです。集団生活、社会生活でルールを破ることは許されることではありません。一人でも不適切な行動を取れば、小さなひび割れがダムの大崩壊につながるように、大規模感染になる危険があります。いろいろと不便をきたすことは承知していますが、今先手を打って最大限の感染対策をやらないと取り返しのつかない状況に陥る危険があることをしっかりと理解してください。今まさにそのような事態に陥っているのです。

今都市部を中心に、若者の無症状感染者や軽症感染者からの感染が拡大しています。一部の人たちの慣れや気の緩みが今の悲惨な状況を招いています。皆さんは、他人事ではなく、自分自身の問題として、また社会全体の問題として十分な感染対策に努めてください。私たち全員が正しい感染回避行動に徹して、一日も早く平穏な日常生活に戻れることを待ち望んでいます。

令和3年1月12日

愛媛県立医療技術大学学長安川正貴