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更新日:2020年11月18日

看護学科のご紹介

公衆衛生看護学領域

公衆衛生看護学領域

公衆衛生看護学領域では、

1.公衆衛生看護の対象は、あらゆるライフステージにある、すべての健康レベルの個人と家族、及びその人々が生活し活動する集団、組織、地域などのコミュニティである。

2.公衆衛生看護の目的は、自らの健康やQOLを維持・改善する能力の向上及び対象を取り巻く環境の改善を支援することにより、健康の保持増進、健康障害の予防と回復を促進し、もって人々の生命の延伸、社会の安寧に寄与することである。

3.公衆衛生看護は、上記の目的を達成するために、社会的公正を活動の規範におき、系統的な情報収集と分析により明確化若しくは予測した、個人や家族の健康課題とコミュニティの健康課題を連動させながら、対象の生活に視点をおいた支援を行う。さらに、対象とするコミュニティや関係機関と協働し、社会資源の創造と組織化を行うことにより対象の健康を支えるシステムを創生する。

という公衆衛生看護の定義(公衆衛生看護学会,2014)を基に、以下のような教育を行っています。

【講義・学内外演習・実習】

1.公衆衛生看護のプロフェッショナリズム

住民や地域、関係者や団体と協働し、社会的使命、職業倫理、省察的実践、生涯学習に立脚しつつ他職種連携ができる人材の育成を目的としています。

公表論文を教材に用いるとともに、県内の保健師活動の歴史や各自治体のイチオシ事業等を映像教材化し、公衆衛生看護の理念と連綿と続くプロフェッショナリズムをわかりやすく伝えます。

詳しくはコチラをご覧ください。

野村美千江.公衆衛生看護のプロフェッショナリズム,日本公衆衛生看護学会誌;9(1),45-54,2020.

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第8回日本公衆衛生看護学会学術集会では、本テーマで学術集会長講演をしました。

2.講義・学内外演習と実習が連動した学習

学内外での講義と演習・臨地実習を反復しつつ、段階的に地区管理と住民との協働を経験できる機会を設けています。

地区を「管理」するという高度な技術の要素を分割し、少しずつ反復して学習することで理解の深化をねらうとともに、住民との協働を実際に体験し学習します。

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地区踏査(実際に歩いて、地区の様子をまとめていきます。)

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地域リーダーのインタビューから、地区の強みと今後の課題を探索します。

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グラフィック・ファシリテーション等の技術も交えた学内演習

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健康教育(集会場等を利用させていただき、健康教育を行います。)

(参考文献)

野村美千江,入野了士,田中美延里他.中山間地域で住民と協働する力を養う公衆衛生看護学実習愛媛県立医療技術大学の取り組み.保健師ジャーナル; 72(6),456-462,2016.

入野了士,野村美千江他.地区の健康課題に近接するための自治会単位データの収集手順公衆衛生看護学実習での実践例.四国公衆衛生学会雑誌;65(1),77-85,2020.

3.住民と協働する力を養う実習

ヘルスプロモーションの理念を基盤に、個人・家族や地域の健康課題解決に向けて、住民や関係者と協働するための基礎的な知識・技術を身につけた人材の育成を目的としています。

1年生から3年生までの学習を基盤とし、本学が所在する砥部町と協働しながら、「地区」に焦点を当てて、地域づくりに貢献できる実習を行っています。

本学の実習は平成29年度厚生労働省による特別事業にて、全国の好事例として選出されています。

詳しくはコチラをご覧ください。

岸恵美子他.保健師学校養成所における基礎教育に関する調査報告書.173-181,2018.

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健健康教育では住民の方々とのやり取りも大事にしています。