看護学科

基礎教育講座　講師　尾上 智子

プロフィール

経歴

• 大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学

学位

• 博士(人間科学)

研究活動

主な研究テーマ

• フィリピンの山岳民族の社会における多元的医療体系に関わること

論文

• 人間と霊的存在をつなぐもの―フィリピン・ルソン島北部カリンガ州における人間と動物の関係―. グローバル人間学紀要, 第4号, pp.79-100, 2012.
• トランスナショナルな死のかたち―日本における外国人居住者の遺体移送をめぐって. グローバル人間学紀要, 第3号, pp.81-101, 2011.(第3章第1節「日本で亡くなったフィリピン人の埋葬プロセス―在大阪・神戸フィリピン総領事館での聞き取りから」pp.88-90執筆)
• "Play" in Gopas ritual in Kalinga Province, Philippines. Asian Studies Journal, 47:, pp.87-108, 2011.
• フィリピン・カリンガ州のゴパス儀礼における「遊び」. アジア太平洋論叢, 第19号, pp.71-92, 2010.
• フィリピン・カリンガ州における人々の病因論に関する一考察. グローバル人間学紀要, 第1号, pp.43-54, 2009.
• 社会的秩序維持の伝統医療～フィリピン・カリンガ州の事例から～. STUDIUM Linguarum et culutuum mundi, 34号, pp.94-103, 2007.

著書

• 山本信人監修・宮原曉編『東南アジア地域研究入門 2 社会』, 慶応義塾大学出版会, 2017. (第12章「『遊び』の領域」pp.249-265執筆)
• 大野拓司・鈴木伸隆・日下渉編著『フィリピンを知るための64章』, 明石書店, 2016.(第9章「山岳の少数民族―伝統医療と現代医療が交錯する世界」pp.61-65執筆)
• 宮原曉編『もう一つの日本語で語る多文化共生社会コミュニケーションツールとしての「やさしい日本語」』(GLOCOLブックレット06), 大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL), 2011.(第3章「日本語教育とやさしい日本語フィリピンの事例から」pp.84-89執筆)

学会発表

• フィリピン・カリンガ州パシルにおける文化変容に関する人類学的考察. 東南アジア学会関西定例会(於京都大学), 2015年11月.
• A Healing Ritual in Municipality of Pasil, Kalinga Province, Philippines. 2014 International Marine Culture Conference (於台湾國立高雄海洋科技大學), 2014年9月.
• Anthropological Studies on Plurality of Medicine and Power. The Philippines and the World The Ninth International Conference on the Philippines (ICOPHIL-9), Michigan State University, USA(於米国ミシガン州立大学), 2012年10月.
• インターネット時代におけるエスニック・マイノリティ～フィリピン・カリンガ州の事例. GLOCOL BANGKOK Seminar Series 2010 『グローバル化時代の東・東南アジアにおけるエスニック・マイノリティと地域社会―連携と浸透』(主催:大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL), 於タイ・チェンマイ), 2011年3月.
• 村落空間と儀礼をつなぐもの―カリンガ州パシルにおけるゴパス儀礼の事例から. 第15回フィリピン研究会全国フォーラム(於大阪大学), 2010年7月.
• 社会的コンテクストにおける治療戦略～フィリピン・カリンガ州の事例から～. 第13回フィリピン研究会全国フォーラム(於同志社大学), 2008年7月.

その他

• 科学研究費助成事業(若手研究) 2022年4月-2026年3月

研究課題:瀬戸内海の在郷に暮らすフィリピン人結婚移民の保健行動に関する医療人類学的研究(研究代表者:尾上智子)

専門領域での活動

所属学会

• 日本文化人類学会、日本島嶼学会、文化看護学会

連絡先

メールアドレス

tonoe☆epu.ac.jp(メール送信の際は、☆を@にかえてください)