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更新日:2020年1月10日

医療技術科学専攻のご紹介

医療技術科学専攻 組織病理・細胞診検査学 教授 則松良明

プロフィール
1982年3月:鳥取大学医療技術短期大学部衛生技術学科卒業
1982年4月~2008年3月:倉敷中央病院病理検査科勤務
2005年3月:倉敷芸術科学大学大学院産業科学技術研究科機能物質化学専攻修士課程修了修士(産業科学技術)
2008年3月:倉敷芸術科学大学大学院産業科学技術研究科機能物質化学専攻修士課程修了博士(工学)
2008年4月~現在:愛媛県立医療技術大学保健科学部臨床検査学科教授
The International Academy of Cytology Fellow、日本臨床細胞学会評議員、日本臨床細胞学会編集委員

担当科目

先端医療科学特論(専門共通)、組織病理検査学特論、細胞診検査学特論、組織病理・細胞診検査学演習(専門科目)

研究紹介

子宮内膜細胞診の国際標準化を目指して

1.増加する子宮体がん
子宮は妊娠時に胎児を育てる部分と分娩時に産道の一部となる部分に分けることができ、それぞれを子宮体部、子宮頸部といいます。子宮体部に発生するがんが子宮体がんで、そのほとんどは、子宮体部の内側にあり、卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の作用をうけて月経をおこす子宮内膜という組織から発生し、子宮内膜がんとも呼ばれています。本邦で毎年、成人女性に増えてきているがんの一つであり、1983年には子宮がん全体の1割程度でしたが、2016年には6割を占めるようになりました。2015年の子宮体がんの罹患数は約15,000人でその死亡数は約2,300人となっています(国立がん研究センターのがん登録・統計http://gdb.ganjoho.jp/graph_db/index)。 女性は閉経前(更年期)になると無排卵周期の状態が続き、相対的高エストロゲン状態(unopposed estrogen)、つまりプロゲステロンに対してエストロゲン過多の状態となり、月経痛や過多月経だけでなく数年以上にわたれば、前がん状態である子宮内膜異型増殖症や子宮内膜がん発症リスクの原因となり得ます。これらはがんの組織型で類内膜がんに分類され、最も多いタイプです。一方、エストロゲン過多の刺激と関連なく生じる子宮体がんもあります。このようなタイプのがんは関連遺伝子の異常に伴って発生し、漿液性がん、明細胞がんなどの組織型に分類され、悪性度が高く、比較的高齢者に多くみられます。子宮体がんで最も多い自覚症状は出血です。月経ではない期間や閉経後に出血がある場合は注意が必要です。
2.無排卵周期に伴う機能性出血 (図1→ 無排卵周期に伴う機能性出血-内膜膜腺間質破綻(EGBD).pdf)
癌化のリスクのある病態ではありませんが、無排卵周期に伴う機能性出血(ホルモンの異常に子宮が反応して生じる異常出血です)があります。これは相対的高エストロゲン状態で引き起こされる子宮内膜の変化のひとつであり、子宮内膜腺間質破綻(Endometrial glandular and stromal breakdown; EGBD)と呼ばれます。子宮内膜の細胞は上皮細胞とそれを支持する間質細胞がありますが、EGBDではエストロゲン過多の影響により、それらの破綻(崩壊) をきたします。それにより、間質細胞は変性凝集して密な集団(塊)を形成し、上皮細胞は化生変化をきたします。これらの細胞形態は異型性(腫瘍細胞に対して用いられる用語で、正常細胞とは形態に違いがみられること)を認め、子宮内膜異型増殖症や子宮内膜がんの細胞形態に類似を示します。そのため、この概念を知らないと、子宮内膜細胞診検査で、悪性もしくは悪性の可能性を疑う判定となり、内膜組織診や内膜全面搔爬での精査となり、苦痛を伴う侵襲的検査が必要以上に施行されることになりかねません。
われわれは子宮内膜細胞診判定において、EGBD症例が悪性もしくは悪性の可能性を疑う過剰判定となっていることをつきとめ、その細胞像を解析し、陰性判定にできる細胞像の特徴を発見し、子宮内膜細胞診判定の精度向上に大きく寄与しました。
3.子宮体(内膜)がんの検査法
この子宮内膜がんの検査法は直接、子宮の内部に細い棒状の器具を挿入して細胞を採取して検査する子宮内膜細胞診が一般的です。具体的には採取により器具に付着している子宮内膜細胞をガラス板(スライドガラス)の全面(25×60mm)に直接、塗りつけます(直接塗抹法)。その後染色し、顕微鏡で標本を観察し、良悪の判定を行います。本邦では1982年の老人保健法により検診事業に導入されてから、現在もこの直接塗抹法が主流です。 婦人科外来を訪れる患者さんの理由の多くは、月経ではない期間や閉経後に出血(不正子宮出血)がある場合です。直接塗抹法では塗抹時の細胞の乾燥や、出血が原因で子宮内膜細胞が採取されなかったり、採取されたとしても、ガラスへの塗抹時に、子宮内膜細胞への過剰の血液成分の被覆、子宮内膜細胞胞相互の重なりや塗抹細胞量(密度)の不均一性など、良悪の判定が妨げられるなどの問題点があります。
4.子宮内膜細胞診の判定
子宮内膜細胞診の判定ですが、「陰性」、「疑陽性」、「陽性」の三段階分類またはクラス分類(I~V)されています。「陰性」またはクラスI・IIでは正常周期内膜や閉経後萎縮内膜、EGBDなどが対応します。「疑陽性」またはクラスIIIでは子宮内膜増殖症(子宮内膜異型増殖症を含む)が、「陽性」またはクラスIV・Vでは子宮内膜がんなどの悪性病変が対応します。しかしながら「疑陽性」またはクラスIIIを子宮内膜増殖症と1対1対応であることを前提に比較すると、その判定成績は良くありません。その理由として子宮内膜増殖症を推定し「疑陽性」またはクラスIIIと判定した症例の約3割~6割が非がん・非内膜増殖症病変であり、過剰判定されているからです。それらの臨床的対応としては内膜組織診などの精査となります。このように三段階分類やクラス分類では、画一的な臨床対応になってしまい、限界があるなどの問題点があります。
5.子宮内膜細胞診の国際標準化を目指して
われわれは子宮内膜細胞診の判定精度向上のために、上述した種々の問題点を解決すべく、標本作製法、判定基準、結果報告様式について検討や策定を重ね、診断システムの構築および国際標準化を目指しています。
1) 標本作製法の検討
【液状化検体細胞診(Liquid based cytology; LBC)手法の検討】(図2→標本作製法の検討.pdf)
われわれは直接塗抹法に代わる標本作製法としてLBC法に注目しました。このLBC法はThin-layer(薄層)法とも呼ばれます。まず、婦人科医が子宮内膜から採取した細胞の付着した採取器具を専用の細胞保存液へ入れてすすぎ、細胞浮遊液を作製します。このことは婦人科医の採取手技の力量の差による細胞量の差やガラスへの塗抹による細胞の乾燥が起こらないなど、標本の質に関する責任から解放されます。 その後細胞保存液は検査室へ提出され、標本作製装置を用いてスライドガラスへの塗抹が行われます。直接塗抹法と比べ乾燥がない。血液成分が適度に除去される。細胞相互の重なりが少なく、均一に細胞が塗抹されることで、品質の良い標本が作製されます。さらに標本は限局した範囲内(直径 13~20mm)に塗抹されるため、顕微鏡でスクリーニング、判定する時間も短縮されます。
2) 判定基準の検討
【子宮内膜病変の形態学的解析】(図3→判定基準の検討-細胞構築.pdf)
類内膜がんの多くは細胞異型に乏しく(これらは高分化型類内膜がんと呼ばれる)、また背景に子宮内膜増殖症を合併していることが多いために、子宮内膜増殖症部分から細胞が採取されるとがんと判定することが困難になります。また、子宮内膜異型増殖症と類内膜がんの鑑別は間質浸潤の有無であり、それは組織診断でしか判定できないため、細胞診での鑑別は困難でした。さらに陰性か疑陽性かの境界領域も細胞異型での区別は不可能でした。 以上の点からわれわれは子宮内膜病変の細胞診判定には、細胞異型所見のみではなく、組織診断の特徴的所見(組織構築)を考慮して、それらを反映する細胞構築(細胞集塊構造)を重要視して判定を行うことは極めて重要で意義が深いことと考えました。われわれは正常周期内膜や子宮内膜増殖症、子宮内膜がん、さらにEGBD等で出現する組織構築を反映した細胞集塊やその出現頻度を解析し、種々の子宮内膜病変の把握を行いました。 しかしながら、直接塗抹標本の場合、同じ病変であっても、塗抹状態によって細胞集塊の大きさ・量・種類に差があり一定でないため、それら細胞集塊での正常および異常細胞集塊の出現頻度の算出は必須でした。しかしその習得には時間がかかることもあり、子宮内膜細胞診の標準化を妨げる大きな要因の一つとなっていました。一方、LBC標本を用いるようになってからは、背景所見が清明で非常に多くの細胞集塊が塗抹されている標本を得ることが可能になったため、出現頻度の算出は不要となりました。
【子宮内膜病変の免疫細胞化学的解析】(図4→判定基準の検討-免疫細胞化学.pdf)
さらにLBC法は複数枚の標本作製が可能であるため、同じ材料からの再検査や分子細胞学的検索など種々の検索が可能となりました。EGBDは日常の細胞診検査においてしばしば遭遇する子宮内膜の出血・脱落であり,内膜間質細胞の変性凝集塊や化生細胞集塊が出現するため、細胞形態のみでは子宮内膜がんとの鑑別は容易でない場合があります。 われわれはCD10 ・WT1(Wilms' tumor 1 protein)・cytokeratin (CAM 5.2)の3種類のタンパク(マーカー)を組み合わせた免疫細胞化学的検索を行い、前2者は間質細胞が陽性に、後者はがん細胞が陽性となり、細胞由来の認識が明確となり、正確な細胞診判定の一助となります。 特に化生細胞集塊は悪性度の高い漿液性がんの細胞に類似することもあり、われわれはIMP3(Insulin-like growth factor-II mRNA-binding protein 3)というマーカーでの免疫細胞化学的検索を行った結果、化生細胞や類内膜がんは陰性に、漿液性がん細胞は陽性を示し、IMP3が両者を区別するのに優れていることを発見しました。特に、漿液性がんの前駆病変である漿液性子宮内膜上皮内がんは、子宮内膜粘膜に限局し、間質浸潤も認めない微小な病変にもかかわらず、しばしば子宮外に広範囲に播種(種がまかれるように体の中にバラバラとがんが広がること)をきたします。これは通常の(浸潤性)漿液性がんよりも、集塊の大きさや出現細胞が少ないため、疑陽性判定となる場合もあります。このような場合、IMP3での免疫細胞化学的検索は判定の確定のために有用です。 このように免疫細胞化学的判定は子宮内膜細胞診の優れた判定補助ツールになるため、判定に有用なマーカーのパネル化が急務であり、細胞形態判定に免疫細胞化学的判定を加味することでより精度の高い細胞診判定への糸口、つまり標準化につながっていくと考えられます.
3) ベセスダシステム結果報告様式の検討-The Yokohama System for Reporting Directly Sampled Endometrial Cytology(TYS)の構築
子宮内膜細胞診が日常の臨床検査として実施されているのは、世界の中で日本だけです。これは1970年代の米国において、当時実施されていた子宮内膜細胞診の信頼性の低さを結論づける論文(Am J Obstet Gymecol. 1976; 125: 376-83.)が複数出されたことで、米国政府のFDA(U.S. Food and Drug Administration)が検査としての認可を取り消し、その後、諸外国がこの動きに追従したからです。しかしながら、本邦では多くの産婦人科医が子宮内膜細胞診を子宮頸・腟部細胞診と同じように用い、信頼を得てきたため、臨床検査としての立場を失うことなく現在に至っています。その結果、1970年代当時の報告とは異なり、判定精度の向上を果たした施設も多数あります。しかし、残念ながらその判定精度は標本作製や判定方法の標準化が果たされていないため、国内で大きくばらついているが現状です。したがって、子宮体がんの罹患率・死亡率が非常に上昇している現在、死亡率の抑制のためにも、より完成度の高い子宮内膜細胞診の実施と標準化が望まれています。
米国では1980年代に子宮頸部細胞診の精度に関する訴訟が社会問題にもなり、精度管理や判定様式のあり方を見直すきっかけとなりました。そうした背景のもと、細胞診標本の適正・不適正を判定した上で、標本上の細胞について記述的に評価する方式で判定の客観性が図られているだけでなく、その判定に対応する適切な患者管理(トリアージ)が明記されているベセスダシステムが1988年に発案されました(National Cancer Institute Workshop: JAMA. 1989; 262: 931-34)。例えば、診断困難な異型細胞に対して新たにASC-US(Atypical squamous cells of undetermined significance:意義不明な異型扁平上皮細胞)という判定基準を設けていますが、その臨床的取り扱い(トリアージ)としては,HPV(Human papillomavirus:ヒト乳頭ウイルス)検査が最も推奨され、HPV検査陽性の場合は精密検査(コルポ診)とし,陰性の場合は1年後の細胞診再検査となるとされています。わが国でも 2009年から「ベセスダシステム 2001準拠子宮頸部細胞診報告様式」が導入されています。現在、このベセスダスタイルの細胞学的報告様式は甲状腺、膵臓、泌尿器系、その他のようなさまざまな臓器において広く採用されています。
子宮内膜細胞診においても、われわれの研究グループにおいて、ベセスダスタイルの記述式子宮内膜細胞診報告様式が考案され、日本臨床細胞学会平成20年(2008年)度班研究「記述式報告様式を用いた子宮内膜細胞診の感度・特異度確立と向上のための多施設共同研究」で初めて運用されました。この報告様式では従来の報告様式とは異なり、あらたに標本の適正基準が設定されるとともに、組織診断に即した報告様式が設定されています。また、判定のグレーゾーンとしての内膜異型細胞(atypical endometrial cells:ATEC)も設けられています。さらには,判定区分ごとに推奨される臨床的取り扱い(トリアージ)が設定されています。
2016年に日本の横浜市で行われた国際細胞学会(International Cytology Congress)での子宮内膜細胞診のシンポジウムにおいて,ギリシャ、イタリア、スイス、日本の各研究グループの代表は世界標準となり得る新しい記述式報告様式(The Yokohama System) を共同で策定することを申し合しあわました。その後、Working Groupのメンバーによる協議を重ねた結果、世界標準となり得るベセスダスタイルの記述式新報告様式 "The Yokohama System for Reporting Directly Sampled Endometrial Cytology(TYS)"が合意され、その成果は2018年、科学誌に発表されました。またTYSに対応した細胞診判定法である "Algorithmic Interpretational Approach for TYS(Algorithmic-TYS)" も考案され、それは3つの判定ステップに従うことによって容易に判定できるようになっています。
また、本邦においても、2014年より日本産婦人科医会が主導して行う全国規模の多施設共同研究として、上述の記述式子宮内膜細胞診報告様式とLBC標本を用いて、子宮内膜異型増殖症を含む子宮体がん発見における性能を子宮内膜吸引組生検の性能と比較する「子宮内膜液状化検体細胞診(LBC)を用いた子宮体癌スクリーニング多施設共同試験」が開始されました。その成果は2019年、科学誌に発表され、細胞診での診断性能は世界で頻用されている吸引組織生検とほぼ同じであり、子宮内膜LBC細胞診が体がん疑いの患者へのファーストスクリーニング法として有用性が高いことが証明されました。さらに臨床現場の管理方法を提案する論文も報告されています(Diag Cytopathol. 2018; 46: 314-319)。
今後、子宮内膜LBC標本の適用で細胞診標本作製の標準化が、Algorithmic-TYS細胞判定法とTYS記述報告様式の適用は細胞診判定および診断の標準化が達成され、その結果として子宮内膜細胞診の検査精度がこれまで以上に向上することが期待されます。
子宮内膜がんは病気が子宮にとどまっている範囲で治療すれば80%以上の方は治ることが期待できます。子宮は外からすぐ手が届くところにありますから、早期発見のための子宮内膜細胞診検査は比較的簡単に受けられます。心配な症状があれば、婦人科での診察を躊躇することなく受けることが大切です。

業績

子宮内膜細胞診に関する業績

標本作製などの細胞診技術に関する論文
  • Fujihara A, Norimatsu Y et al. Direct intrauterine sampling with Uterobrush: cell preparation by the "flicked" method. Diagnostic Cytopathology. 2006 ;34:486-490.
  • Norimatsu Y et al. Utility of thin-layer preparations in the endometrial cytology: evaluation of benign endometrial lesions. Annals of Diagnostic Pathology. 2008 ;12:103-111.
  • Norimatsu Y et al. Utility of liquid-based cytology in endometrial pathology: diagnosis of endometrial carcinoma. Cytopathology. 2009 ;20:395-402.
  • 則松良明・ほか. 子宮体癌での液状化細胞診3方法における細胞像の比較. 医学検査 2013;62:383-390.
  • 則松良明・ほか. ThinPrep法でのCytoLyt液による溶血処理法の検討. 医学検査 2013;62:597-602.
  • 原田美香,則松良明・ほか.子宮内膜細胞診における従来法とLBC法標本の比較検討.愛媛県臨床検査技師会誌 2013;32:139-144.
  • 則松良明・ほか.BDシュアパスTM -LBC標本作製における自動塗抹法と用手法での細胞所見に差はあるか?.愛媛県臨床検査技師会誌 2013;32:55-61.
  • Norimatsu Y et al. Nuclear characteristics of the endometrial cytology: Liquid-based versus conventional preparation. Diagnostic Cytopathology. 2013;41:120-125.
  • Norimatsu Y et al. Cytologic features of the endometrial adenocarcinoma: Comparison of ThinPrep and BD surepath preparations. Diagnostic Cytopathology. 2013;41: 673-681
  • 則松良明・ほか.LBCにおけるThinPrep®法およびSurePathTM法での細胞固定保存液の検討.愛媛県臨床検査技師会誌 2014;33:39-46.
  • Norimatsu Y et al. Efficacy of CytoLyt® Hemolytic Action on ThinPrep® LBC Using Cultured Osteosarcoma Cell Line LM8. Acta Cytologica. 2014;58:76-82.
  • 川西なみ紀, 則松良明・ほか. BD液状化検体細胞診用保存液における血液の影響に関する基礎的検討. 医学検査 2015;64: 475-482.
  • 則松良明・ほか.BD液状化検体細胞診用保存液におけるホルムアルデヒド濃度の差における凝集蛋白の比較.愛媛県臨床検査技師会誌 2016;35:103-107.
  • 香川昭博, 則松良明・ほか. 7種の臨床材料を使用した液状化検体細胞診3方法における細胞所見の比較. 医学検査 2017;66: 60-67.
  • 則松良明・ほか. 子宮内膜細胞診における従来法とTACASTM法での細胞所見の比較検討. 医学検査 2017;66: 217-223.
  • 則松良明・ほか.OSG式子宮内膜細胞診判定様式における診断精度の検討.愛媛県臨床検査技師会誌 2017;62:29-37.
  • 川西なみ紀, 則松良明・ほか. シュアパス-LBC保存液を用いた免疫細胞化学染色の検討. 医学検査 2018; 67:519-523.
子宮内膜病変の形態学的判定基準の検討に関する論文
  • 則松良明・ほか. 子宮内膜細胞診における正常内膜,腺腫性増殖症,高分化型腺癌の細胞学的検討 : 細胞集塊形態の比較を中心に. 日本臨床細胞学会誌 1995;34:439-448.
  • 則松良明・ほか. 細胞集塊形態を主体とした子宮内膜細胞診. 日本臨床細胞学会誌 1997;36:369-375.
  • 則松良明・ほか. 子宮内膜増殖症および類内膜腺癌G1の細胞像に関する検討 : 細胞集塊の形態異常を中心に. 日本臨床細胞学会誌 1998;37:650-659.
  • 則松良明・ほか. 分化型類内膜腺癌の細胞像に関する検討 : 腺密集増殖集塊について. 日本臨床細胞学会誌 2000;39:389-395.
  • 清水恵子, 則松良明・ほか. 子宮内膜細胞診疑陽性例の検討 : 構造異型を加味した判定基準を主体に. 日本臨床細胞学会誌 2002;41: 89-94.
  • 則松良明・ほか. 子宮内膜増殖症と非増殖症良性内膜にみられる細胞像の鑑別は可能か?. 日本臨床細胞学会誌 2002;41:313-320.
  • 清水恵子,則松良明・ほか. 内膜増殖症を疑い細胞診疑陽性としたホルモン不均衡内膜症例の検討. 日本臨床細胞学会誌 2004;43:266-271.
  • 則松良明・ほか. 組織構築を反映した子宮内膜細胞診の考え方. 日本臨床細胞学会誌 2005;44:168-176.
  • Norimatsu Y et al. Cellular features of endometrial hyperplasia and well differentiated adenocarcinoma using the Endocyte sampler: Diagnostic criteria based on the cytoarchitecture of tissue fragments. Cancer. 2006 ;108:77-85.
  • Shimizu K, Norimatsu Y et al. Endometrial glandular and stromal breakdown, part 1: cytomorphological appearance. Diagnostic Cytopathology. 2006 ;34:609-613.
  • Norimatsu Y et al. Endometrial glandular and stromal breakdown, part 2: cytomorphology of papillary metaplastic changes. Diagnostic Cytopathology. 2006 ;34:665-669.
  • 桜井孝規,則松良明・ほか. 内膜の多様性と診断のピットフォール:細胞学的な立場からみる組織像. 日本臨床細胞学会誌 2008;47:222-226.
  • 吉田志緒子,則松良明・ほか. 子宮内膜細胞診判定基準の検討. 日本臨床細胞学会誌 2008;47:227-235.
  • 矢納研二,則松良明・ほか. 子宮内膜細胞診断システムの構築に向けて. 日本臨床細胞学会誌 2008;47:236-242.
  • 則松良明・ほか. Endometrial glandular and stromal breakdownの検討:化生の細胞学的特徴. 日本臨床細胞学会誌 2008;47:243-248.
  • 清水恵子,則松良明・ほか. 内膜細胞診疑陽性例の検討:構造異型を加味した新判定基準の検討. 日本臨床細胞学会誌 2008;47:249-254.
  • Shimizu K, Norimatsu Y et al. Diagnostic value of endometrium associated with papillary metaplastic changes in endometrial cytopathology. Diagnostic Cytopathology. 2009 ;37:487-491.
  • Norimatsu Y et al Endometrial glandular and stromal breakdown, part 3: cytomorphology of "condensed cluster of stromal cells". Diagnostic Cytopathology. 2009 ;37:891-896.
  • 及川洋恵, 則松良明・ほか. 子宮内膜細胞診はどこまで組織所見を捉えられるか : 細胞像から組織構築を掴む. 日本臨床細胞学会誌 2010;49:297-305.
  • Norimatsu Y et al. Endometrial glandular and stromal breakdown, part 4: Cytomorphology of "condensed cluster of stromal cells including a light green body". Diagnostic Cytopathology. 2012;40:204-209.
  • Norimatsu Y et al. Nuclear features in endometrial cytology: Comparison of endometrial glandular and stromal breakdown and endometrioid adenocarcinoma grade 1. Diagnostic Cytopathology. 2012;40:1077-1082.
子宮内膜病変の免疫組織・細胞化学的解析に関する論文
  • Norimatsu Y et al. Immunohistochemical expression of PTEN and beta-catenin for endometrial intraepithelial neoplasia in Japanese women. Annals of Diagnostic Pathology. 2007 ;11:103-108.
  • Norimatsu Y et al. Utility of thin-layer preparations in endometrial cytology: immunocytochemical expression of PTEN, beta-catenin and p53 for benign endometrial lesions. Diagnostic Cytopathology. 2008 ;36:216-223.
  • Norimatsu Y et al. Diagnostic utility of phosphatase and tensin homolog, beta-catenin, and p53 for endometrial carcinoma by thin-layer endometrial preparations. Cancer. 2008 ;114:155-164.
  • Shimizu K, Norimatsu Y et al. Expression of immunoreactivity and genetic mutation in eosinophilic and ciliated metaplastic changes of endometrial glandular and stromal breakdown: cytodiagnostic implications. Annals of Diagnostic Pathology. 2009 ;13:89-95.
  • Norimatsu Y et al. Expression of immunoreactivity of nuclear findings by p53 and cyclin a in endometrial cytology: Comparison with endometrial glandular and stromal breakdown and endometrioid adenocarcinoma grade 1. Diagnostic Cytopathology. 2013;41: 303-307.
  • 則松良明・ほか. 子宮内膜腺間質破綻における化生変化の免疫細胞化学的検討.愛媛県臨床検査技師会誌 2017;36:23-27.
  • Norimatsu Y et al. Insulin-like growth factor-II mRNA-binding protein 3 immunocytochemical expression in direct endometrial brushings: Possible diagnostic help in endometrial cytology. Cytopathology. 2019 ;30:215-222.
ベセスダシステム結果報告様式に関する論文
  • Yanoh K, Norimatsu Y et al. New diagnostic reporting format for endometrial cytology based on cytoarchitectural criteria. Cytopathology. 2009 ;20:388-394.
  • Yanoh K, Norimatsu Y et al. New terminology for intrauterine endometrial samples: a group study by the Japanese Society of Clinical Cytology. Acta Cytolology. 2012;56:233-241.
  • Yanoh K, Norimatsu Y et al. Evaluation of Endometrial Cytology Prepared with the Becton Dickinson SurePathTM Method: A Pilot Study by the Osaki Study Group. Acta Cytologica. 2014;58:153-161.
  • 花田梓, 則松良明・ほか. 子宮内膜液状化検体細胞診における検体適正基準の検討 SurePath標本による検討. 日臨細胞誌 2015;54: 351-357.
  • 原田美香, 則松良明・ほか. 液状化検体細胞診を用いた子宮内膜細胞診におけるOSG式判定の検討. 医学検査 2016;65: 513-520.
  • Norimatsu Y et al. Inter-observer reproducibility of endometrial cytology by the Osaki Study Group method: utilising the Becton Dickinson SurePathTM liquid-based cytology. Cytopathology. 2016;27: 472-478.
  • Fulciniti F, Norimatsu Y et al. The Yokohama system for reporting directly sampled endometrial cytology: The quest to develop a standardized terminology. Diagnostic Cytopathology. 2018 ;46:400-412.
  • Hirai Y, Norimatsu Y et al. Liquid-based endometrial cytology using SurePathTM is not inferior to suction endometrial tissue biopsy for detecting endometrial malignancies: Midterm report of a multicentre study advocated by Japan Association of Obstetricians and Gynecologists. Cytopathology. 2019;30:223-228.
  • Nimura A, Norimatsu Y et al. Evaluation of cellular adequacy in endometrial liquid-based cytology. Cytopathology. 2019;30:526-531.
総説論文
  • 則松良明. 無排卵周期に伴う機能性出血の細胞像. 日本臨床細胞学会誌 2010;49:297-305.
  • 則松良明. 無排卵周期に伴うendometrial glandular and stromal breakdownの細胞像-従来法とLBC法の比較-. 日本臨床細胞学会誌 2013;52:77-86.
  • Norimatsu Y et al. The role of liquid-based preparation in the evaluation of endometrial cytology. Acta Cytology. 2013;57:423-435.
  • Norimatsu Y et al. A Diagnostic Approach to Endometrial Cytology by Means of Liquid-Based Preparations. Acta Cytologica. 2019 in press
著書
  • Cytopathology Diagnostic 3th ed (Chapter26 Cytology of the body of the uterus). In: W Gray & G Kocjan, editor. London: Churchill Livingstone ; 2010.
  • アトラス細胞診と病理診断. 亀井敏昭, 谷山清美編. 医学書院;2010.
  • 子宮内膜細胞診の実際. 清水恵子編. 近代出版; 2012.
  • 細胞診断マニュアル -細胞像の見方と診断へのアプローチ-. 元井信, 亀井敏昭, 畠榮編. 篠原出版; 2014.
  • 子宮内膜細胞診の応用とその周辺. 矢野恵子編. 近代出版; 2015.
  • 細胞診ガイドライン1 婦人科・泌尿器 2015年版. 日本臨床細胞学会編. 金原出版; 2015.
  • 記述式内膜細胞診報告様式に基づく子宮内膜細胞診アトラス. 平井康夫, 則松良明, 矢納研二編. 医学書院; 2015.
  • 液状化検体細胞診断マニュアル. 畠榮, 則松良明, 亀井敏昭, 金城満編. 篠原出版; 2016.
受賞歴
  • 2000年日本臨床細胞学会技師賞
  • 2013年 The 2013 International Cytotechnologist Award in Clinical Cytology
  • 2014年日本臨床検査技師会学術奨励賞優秀論文賞

お知らせ

OSG(Osaki Study Group: 大崎内膜細胞診研究会)は2013年に発足しました。産婦人科医、病理医、細胞診専門医、細胞検査士で構成され、LBC-子宮内膜細胞診検査における細胞採取、標本作製、細胞判定、診断報告の標準化の確立と普及を目指す研究グループです。現在33名の会員と4名のオブザーバーが在籍しています。

具体的な活動として、

1.内膜細胞診とそれに関わる検査及び、その関連領域に関する研究

  • 関連学会(日本臨床細胞学会、国際細胞学会、ヨーロッパ細胞学会など)でのシンポジゥムへの参画や発表

  • OSG内や産婦人科医会などとの共同研究
  • 研究成果を論文として公表

2.関連知識・技量の普及

  • 関連学会(日本臨床細胞学会、国際細胞学会、ヨーロッパ細胞学会など)でのワークショップ(鏡検セミナー)の開催
  • OSG内膜LBC研修会の開催
  • アトラスなど、本の執筆

この会の目的に賛同し、共に研究および活動をしてくださる方を募集しています。

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保健医療学研究科

電話番号:089-958-2111 ファックス番号:089-958-2177