更新日:2018年3月 4日
看護学科のご紹介
平成28年度 看護学科教育研究セミナー
平成28年度看護学科FD:第一回看護学科セミナー
- 開催日時:平成28年8月2日(火曜日)14時40分から16時10分
- 開催場所:大会議室
- 参加者:看護学科教員(非常勤を含む)35名
講演「フィールド言語学の挑戦」
- 講演者:内藤真帆講師(基礎教育講座)
- 概要:世界の6000~7000もの言語の中、消滅の危機に瀕した言語がある。言語消滅の状況を食い止めるべく、この分野で研究を始め、消滅の危機にあるツツバ語を分析・記録するという研究を行うようになったきっかけが紹介された。
話題提供「看護学教育に関する国や看護系大学協議会の動向」
- 報告者:中西純子学部長
- 概要:日本看護学教育認証評価機構を平成29年度の設置に向けて今年度から準備委員会を設置すること、日本看護系大学協議会会員校の責任、大学における看護教育の質保証等について報告があった。
平成28年度看護学科FD:第二回看護学科セミナー
「カリキュラム学習会」
- 開催日時:平成29年3月21日(火曜日)9時30分から12時30分
- 開催場所:355号教室
- 参加者:看護学科教員36名,臨床検査学科2名
- 研修企画・担当:岡田ルリ子准教授
- 概要:カリキュラム改正の経緯・意図と今後の方向性について共有する。本学科で育てたい卒業生像をイメージし、新カリキュラムへの夢を描く。
平成28年度看護学科FD:「研究セミナー」
教員の教育研究力向上を目的とした研究セミナーを年5回(毎回50分間)実施した。
日時 | 発表者 | 演題 | プレゼンおよび意見交換の概略 |
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6月7日(火) |
母性小児看護学講座 井上明子助教 |
「育児中の母親の母乳育児自己効力感に影響を与えた要因-母乳育児支援を求めてクリニックに来院したハワイの女性」 |
尺度使用する場合の対象者数、他のクリニックとの比較の必要性、ハワイ住民の母乳育児に対する意識、ハワイで研究を行う必然性について質疑応答があった。海外の医療者との共同研究は時差のある中でのスカイプ活用が有効であることや異なる文化的背景を持つ民族のことなども考慮する必要性について助言があった。 |
7月5日(火) |
基礎看護学講座 相原ひろみ講師 |
「看護学生の倫理的行動尺度の開発と関連要因の検討」 |
研究概要と計画の発表があり、対象・場面・領域の設定について、インタビューの内容と方法、国内外の研究の動向、評価指標について質疑応答がなされた。 |
基礎看護学講座
野本百合子教授 |
「看護師養成教育の関連規定と大学教育」 |
設置基準(学校教育法)、指定規則(保助看法)、養成所運営ガイドライン等を示し、学校教育法の学校と養成所教育の二極化が続く看護教育の問題を考える契機とした。 |
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10月4日(火) |
地域精神看護学講座 窪田静准教授 |
「「起こす」 -適切な起居・移乗の看護技術と補助器具の使用に関する研究」 |
"その人らしく、楽に動ける"コンセプト、寝たきり起こしとそのメカニズム、補助器具を用いたトランスファーとポジショニングについて語られ、「起こす」 -適切な起居・移乗の看護技術と補助器具の使用に関する今後の研究の方向が示された。 |
11月1日(火) |
成人老年看護学講座 江﨑ひろみ助教 |
「高齢者の誤嚥予防に資する1回嚥下量測定の調査研究」 |
8年間で326人の1回嚥下量を測定し、水の1回嚥下量は個別性が高い、年齢が高くなると1回毎の嚥下量がばらつく、時に過剰量となり,複数回で誤嚥のリスクが高まる等の結果が示された。語学領域から発声法の違いによって舌運動の違いがあるなど、今後研究の発展に対する有益な意見交換がなされた。 |
12月6日(火) |
基礎教育講座 仲渡江美准教授 |
「顔認知の発達と化粧顔の魅力」 |
乳児の顔認知の発達について、行動実験や近赤外線分光法を用いた脳活動の計測の結果、母親の顔写真に対するコミュニケーションや人見知りのメカニズムとの関係を示唆された。次に化粧顔の研究が紹介され、年代により化粧がもたらす効果が異なることや前頭前野が魅力的だと脳内で判断している証拠を示された。ひとり親の子どもの顔認知やキティちゃんの比較実験はどうかなど、乳児の顔認知に関する有益な意見が交わされた。 |