このページの本文へ移動

更新日:2010年2月25日

臨床検査学科

研究概要 高田 智世

研究テーマ(1)

抗肥満作用物質の骨代謝への影響

骨粗鬆症などでみられる骨量の低下は骨代謝(骨形成と骨吸収)のバランスが崩れることで起こり、一方で骨髄に脂肪細胞が増加することが知られている。そこで、抗肥満作用を示すような身近な物質が骨代謝に何らかの影響を及ぼし、骨粗鬆症を予防し得ないかについて細胞や動物を使った実験をおこなっている。現在、抗肥満作用物質添加により骨芽細胞の分化を促進していることを観察しており、どのようなメカニズムによるものかについて検討している。

研究テーマ(2)

臨床検査の法医診断への応用

臨床診断を行う際に臨床検査データが診断の補助として有用であることと同様に、法医診断で死因を解明する際、特に生前の既往歴がわからない場合には死亡時の臨床検査データが診断の科学的根拠となると考えられる。 既に一部の検査については法医診断の補助として使われることはあるが、法医学的見地より検討すべきところは多い。そこで本研究では、法医学で扱う特有の試料やのいくつかの影響因子を考慮し、測定や評価について検討をおこなっている。

最近の発表

論文

  • Takata T, Yamasaki Y, Kitao T amd Miyaishi S. Measurement of postmortem 1, 5-anhydroglucitol in vitreous humor for forensic diagnosis, J Forensic Sci 61: S150-153, 2016
  • 高田智世, 山﨑雪恵, 北尾孝司, 宮石智. 死後の血漿および脳髄液の1,5-アンヒドログルシトール値による法医診断における有用性, 医学検査 63(6), 680-686.2014
  • Takata T, Kitao T, Miyaishi S. Relationship between post-mortem interval and creatine concentration in vitreous humour and cerebrospinal fluid, Aust J Forensic Sci 4:160-165, 2014
  • Takata T, Morimoto C. Raspberry ketone promotes the differentiation of C3H10T1/2 stem cells into osteoblasts, J Med Food 17(3):332-338, 2014
  • 北尾孝司,石丸美架,喜井悠里子,西原信治,高田智世. ヒトおよび鶏肉から分離したExtended-spectrumβ-lactamase産生 Escherichia coliの関連性についての検討, 医学検査,62(4):407-412,2013
  • Nojima K, Takata T, Masuno H. Prolonged exposure to a low-dose of bisphenol A increases spontaneous motor activity in adult male rats, J Physiol Sci 63(4):311-5, 2013
  • 北尾孝司,石丸美架,喜井悠里子,高田智世. 市販鶏肉および腸管感染症の患者から分離されたCampylobacter jejuniの関連性についての検討, 愛媛県臨床検査技師会誌32:11-16, 2013
  • 高田智世, 森本千恵. 抗肥満物質の卵巣切除ラットにおける骨代謝への影響, 愛媛県臨床検査技師会誌 32:31-36, 2013
  • 高田智世,伊藤真帆,三浦雅布,井澗美希,難波令匡,吉留敬,山本雄二,宮石智:異状死体における糖尿病の罹患状況.日本医事新報 4385,75-77(2008)
  • 高田智世 : 抗肥満作用物質の骨芽細胞分化に与える影響. 愛媛県臨床検査技師会誌 25,25-30 (2006)
  • Takata T, Miyaishi S, Kitao T, Ishizu H: Identification of human brain from a tissue fragment by detection of neurofilament proteins. Forensic Science International 144, 1-6 (2004)
  • 山口利子,白石康子,奥田美恵,高田智世,宮内清子: 若年女子の骨密度と生活習慣との関係.愛媛県立医療技術短期大学紀要第16号,49-54 (2003)

学会発表

  • Takata T, Morimoto C, Masuno H: Raspberry ketone in combination with retinoic acid can promote the differentiation of C3H10T1/2 cells to osteoblasts. 20th IUBMB International Congress of Biochemistry and Molecular Biology and 11th FAOBMB Congress 2006年6月
  • 中徹,宮石智,高田智世,土井裕輔,今林貴代美,石川隆紀,稲垣幸代,吉留敬,山本雄二,石津日出雄:血中および尿中ミオグロビン濃度の死後変化.第18回日本法医学学会中四国地方会 2001年10月

連絡先

メールアドレス

takata@epu.ac.jp

このページに関するお問い合わせ

臨床検査学科

〒791-2101 愛媛県伊予郡砥部町高尾田543

大学事務局

電話番号:089-958-2111 ファックス番号:089-958-2177