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更新日:2019年8月14日

臨床検査学科

研究概要 岡村 法宜

研究テーマ(1): 脳波と不安に関する研究

精神作業中に出現することがある前頭正中線シータ律動(Fmθ)という脳波は,外向的で不安を感じにくい者ほど出現しやすい。そこで,Fmθが出現しやすい被験者群と出現しにくい被験者群について,精神作業中の脳波や事象関連電位を解析し,両群の大脳システムの違いについて検討してきた。その結果,Fmθが出現しやすい者ほど,集中の持続を妨害する情報が,前頭葉皮質へ流入することを抑制性神経の活性化によって,高い確率で遮断している事が推測された。

研究テーマ(2): 疲労評価に関する研究

身近な症状である疲労を客観的に評価することは容易ではない。特に精神疲労については未知な部分が多く,信頼性の高い評価法は開発されていない。そこで,注意力と関連する事象関連電位P300を用いた精神疲労評価法の確立を目指している。また,比較的古くより研究されている筋疲労について,Source Derivation法にを用いた表面筋電図の周波数解析が,従来の導出法による筋電図の周波数解析より筋疲労を感度良く検出できることを示唆した。

研究テーマ(3): 三要素モデルによる動脈系物性評価に関する研究

パルスドプラ法による動脈血流や脈波のように,非観血的に記録された生体信号波形を電気回路モデルによって解析し,様々な動脈区間の物性評価を行うための理論と方法について考案している.

最近の発表

論文

  • 川中洋平,南山求,昆和典,岡村法宜:前立腺の上皮細胞過形成は排尿障害を惹起する可能性がある.医療工学雑誌.13,1-8,2019.
  • Noritaka OKAMURA: Identification Method for Blood Pressure Reflected Wave Based on Electric Circuit Model: A Proposal. Bulletin of Ehime Prefectural University of Health Sciences, 14, 7-11, 2017.
  • Noritaka OKAMURA: Analysis of the Common Carotid Arterial System in the Electrical Circuit Based on the Three-element Model: Effects of Neck Retrocollis. Bulletin of Ehime Prefectural University of Health Sciences, 13, 9-13, 2016.
  • 岡村絹代, 奥田美恵, 入野了士, 岡村法宜, 野島一雄, 窪田志穂, 野村美千江:運動習慣のある女性高齢者の下肢の形態および機能の評価と転倒リスクスコアとの関係,四国公衆衛生学会雑誌,59巻1号,141-145,2014.
  • 岡村法宜,南山求:パルスドプラ法と脈波計測から推定される弾性動脈と筋性動脈の加齢性変化-三要素モデルによる検討-.医療工学雑誌.8,1-7,2014.
  • 岡村法宜:健常者の脳波測定時に出現するθ波-学生実習データの有効活用-.愛媛県立医療技術大学紀要 7, 21-27, 2010.
  • 岡村法宜:三要素モデルによる上腕動脈壁の性状評価-聴診法による血圧とドプラエコー法による血流の利用-.愛媛県立医療技術大学紀要 6, 37-41, 2009.
  • 岡村法宜:脳波基礎律動の正常範囲の再考-デジタル脳波計による学生実習データの有効活用-.愛媛県立医療技術大学紀要 5, 45-50, 2008.
  • 岡村法宜:長時間の計算作業による精神疲労が事象関連電位 P300 に及ぼす影響.産業衛生学雑誌 49,203-208, 2007.
  • 岡村法宜:精神作業中の前頭部に出現するθ波・α波と集中状態の関係.愛媛県立医療技術大学紀要 2,9-14, 2005.
  • Kakuda, T., Nozawa, A., Unno, T., Okamura, N., Okai, O. : Inhibiting Effects of Theanine on Caffeine Stimulation Evaluated by EEG in the Rat. Biosci Biotechnol Biochem 64, 287-293, 2000.
  • Okai, O., Okamura, N., Mogi, I., Kido, G. : Response of Living Body to 8-Tesla Magnetic Field. Science reports of the Research Institutes, Tohoku University. Ser. A, Physics, chemistry and metallurgy 38(2), 406-411, 1993.

学会発表

  • 岡村法宜:電気回路による血圧反射波抽出法の一試案,第70回日本生理学会中国四国地方会,2018年10月
  • 岡村法宜:電気回路を利用した血圧反射波の抽出-要素数の検討-,第41回日本バイオレオロジー学会年会,2018年6月
  • 岡村法宜:電気回路モデルを利用した血圧反射波同定法の一試案,第40回日本バイオレオロジー学会年会,2017年6月
  • 岡村法宜:電気回路による頭頸部の動脈系三要素モデル解析-頸部後屈の影響-,第39回日本バイオレオロジー学会年会,2016年6月
  • 卯川裕一,稲垣幸子,提坂裕子,岡村法宜:カフェイン摂取による中枢神経興奮に対するテアニンの効果,日本食品科学工学会第61回大会,2014年8月
  • 岡村法宜,南山求:筋性動脈と弾性動脈の加齢性変化-三要素モデルによる検討-,第34回日本バイオレオロジー学会年会,2011年6月
  • 岡村法宜:三要素モデルとドプラエコー法による上腕動脈のコンプライアンス評価,第47回日本臨床生理学会総会 2010年11月
  • Okamura, N.: Surface EMG led by source derivation method is suitable for recording local muscle activity. The 87th Annual Meeting of the Physiological Society of Japan 2010.5
  • 岡村法宜:高照度環境暴露がGoggle VEPに及ぼす影響,第39回日本臨床神経生理学会学術大会 2009年11月
  • Okamura, N.: Surface EMG led by source derivation method reflect sensitively muscle fatigue. The 85th Annual Meeting of the Physiological Society of Japan 2008.3
  • Okamura N.: Decline of Attention by Mental Fatigue and Physical Fatigue : Detection by Event-related Potentials. The 83rd Annual Meeting of the Physiological Society of Japan 2006.3
  • 岡村法宜,佐藤靖則,田窪菜月:精神疲労による事象関連電位P300の変化―Source Derivation法による検出―. 第42回日本臨床生理学会総会 2005年10月
  • Okamura N. : Relationship between Mental Fatigue and Strength Physical Exercise. The 81st Annual Meeting of the Physiological Society of Japan 2004年6月

競争的外部資金獲得

  • 科学研究助成費(若手研究B):睡眠時異常呼吸音の特徴解析-新しい睡眠障害スクリーニングの開発を目指して-,2005年度~2006年度
  • 科学研究助成費(若手研究B):緑茶成分テアニンとその誘導体による抗てんかん作用に関する基礎研究,2002年度~2003年度

特許

  • 特許4261121 : てんかん予防剤及び治療剤

このページに関するお問い合わせ

臨床検査学科

〒791-2101 愛媛県伊予郡砥部町高尾田543

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電話番号:089-958-2111 ファックス番号:089-958-2177